タルイ工房「NEWS」

朝ドラ「カーネーション」の今週は。。。

美大を受験するつもりでいた長女に
突如、受験直前になって母親糸子（主人公）は
「絵描きになるのはたいへんやぞ、
それでも絵描きになる覚悟はあるんか？」と問う。
長女に確固たる覚悟がないと判ると
美大受験はダメだ！と言い出し、
長女は大混乱。
戦時中、小さい時から絵を描くことで
母親に褒められて育った長女、
母親に認められたくて美大受験するつもりだったのだが
思いがけない母親からの強烈なパンチに大いに戸惑う。
そして結局、美大受験は諦める、というお話。

そういえば、自分は確固たる覚悟もなく
美大を受験したんだよなぁ〜と思い出した。
普通に考えると美大に進むなど
到底許すはずのないタイプの親（特に父親）なのだが
なぜか、割と早いうちに美大を目指すことが
ウチでは規定路線になっていた。
何でだったんだろう？
あらためて考えてみると不思議。。。

物心ついた時から、絵を描くのが好きだった。
小学生高学年〜中学生の頃は
漫画のマネごとのようなものをセッセと描いていた。
そして描きためていた漫画みたいなものは
親父に見つかる度に破り捨てられた（涙）
その都度、親父に言われたことはよく覚えている。

「そんなにマンガが描きたいなら
美術大学に行って、基礎を学んでから描け！」

今思うと、結構無茶な話だ（笑）

そうか！もしかして、親父もそう言った手前、
ワタシが美大を目指すことについては
この頃から決っていたのかもしれない。

ちなみに、美大は基礎を学ぶところではありません。

それに、マンガばっかり読んで勉強をしないのなら
厳しく怒って、マンガを取り上げたり
捨てたりは普通の親だと思う。
でも、読んでたんじゃなくて描いていたのだ。
まねごとレベルとはいえ、
捨てられたのは作品だったのだ。
よく思い出してみると何だかひどいよな〜（笑）

いろいろ我が身を振り返させる
今週の「カーネーション」である。


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