イチロー4000本2013/08/22

タルイ工房 新ネコ日記 凛蔵
イチローがついに日米通算4000本安打を達成した。
日本では通算2000本を超えると超一流の証明として
名球会への入会が許されたりする。
4000本はその倍である。

果たしてアメリカ球界において、4000本の内、
日本国内で打った1278安打が
どのように評価されているのか分らないけど
WBCで日本野球のレベルの高さ、投手のレベルの高さは
証明されていると思うし、
何より、日本のほうが年間試合数がメジャーよりずっと少ない。
なので、全く遜色のない4000本安打と言えるだろう。

そして、大きな怪我なく20年のプロ選手生活を
続けてこれたことが凄いのだ。
トレーニング、食事、普段の生活での節制。

イチローは日本で9年間プレーし、
27歳でメジャーに移籍した。
イチローのプレーが国内で観れなくなるのは
当時熱烈パリーグ贔屓だった自分としては
少し寂しい感じがしたが、
メジャー挑戦は大いに賛成だった。

国内では毎年当たり前のように首位打者をとり続け、
守備の上手さも充分見せていたので、
海の向こうにもっと高い世界があるなら
挑戦するのが当然だろうと思った。
できれば力が落ちてくる前に挑戦してほしかったし、
日本最高の安打製造機がメジャーでどこまでやれるのか
見せてほしい、という気持ちのほうがずっと強かった。

逆に、高校からドラフトにかかる選手が
日本プロ野球ではなく、最初からメジャーに挑戦したい
と希望する例が何度かあったが、
これには反対意見を持っている。
日本球界でプロとアマは全く別の世界とはいえ、
リトルリーグや高校野球で育った、
つまり日本の野球文化の中で育った以上は、
まず、日本のプロ野球に貢献し
メジャーに挑戦するだけのレベルであることを
充分に見せてからの話だろ、と思った。

もちろん、力が落ちてからの挑戦では意味がない。
だからイチローが国内で毎年首位打者を取り続け
27歳でメジャーに挑戦したのは
適切だったと思うのであります。
(もう1、2年早くても良かったかもしれないが)

イチローはこのまま数年後にメジャーで選手生活を
全うするんだと思うけど、
力が完全に落ちてしまう前に
日本プロ野球界で1シーズンくらい
プレーしてほしいな、という気持ちもある。
古巣のオリックスか出身地の中日ドラゴンズで。

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