新ネコ日記 Rubber Soul2011/01/06

年末からiPodで
ビートルズのアルバム"Rubber Soul"を
繰り返し聴いている。
いわゆるヘビーローテーションね。

11月頃にアップルが
iTunesにThe Beatlesが登場する!
と盛んに宣伝していたので、
思い出してビートルズのCDから
とりあえずラバーソウルを引っぱり出し
iPodに入れてヘビロテ状態。

ちなみにビートルズのアルバムの中で
最も好きなのは

Rubber Soul
Revolver
Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band

以上の3枚。
ビートルズの中期だ。

日本で最も人気が高いというか
最も売れたアルバムはおそらく
アビーロード
続いて
レットイットビー
なんだと思うけど、
これらはいわゆる後期、というか末期の作品。

僕はあくまでThe Beatlesという
ロックバンドが好きなので
バンド感のある初期から
バンド感を保ちつつ完成度が高くなった中期の
ビートルズが好きなのだ。

で、iPodでラバーソウルを聴いてて
困ったことが。。。

ステレオの技術は60年代に急速に進歩普及した。
ビートルズは60年代に活動していたので
ビートルズのアルバムは
モノラルからステレオへの過渡期と重なる。
初期のステレオは、まだステレオ技術に対して手探りだったのか
極端な例だと、歌と演奏を左右に振り分けてしまっていたり、
そこまで極端じゃなくても
リードVoとバックコーラスを振り分けてしまったり
リードギターの間奏を片チャンに振り分けたり。
とにかく極端なのだ。

僕は右耳が殆ど聴こえないので
こういうのが非常に困るわけ。
片側だけの音を聴いていると
スピーカで聴いてるのと
全く異なる曲と言っていいくらい、
違った世界がそこにある。

カセットテープのウォークマンの時代は
イヤホンにステレオ-モノラル切り替えスイッチがあったり
自分で、ステレオ〜モノラルとモノラル〜ステレオ
二つのプラグをジョイントしたりして
モノラルにして聴くことができた。

今でもプラグは買えるんだろうけど、
本体がおそろしく小さなiPodに
小さくないプラグをつなぐのもねぇ。。。

でも、困りながら、それでも聴き続けていると
今までとちがった発見の連続で
だんだん楽しくなってきた。

曲によっては、あるパートだけがしっかり聴こえたり。
例えば、ジョージのギターのヘッポコさ加減が
クッキリハッキリ判ったり。
ヘッポコって下手とかダメっていう意味じゃないので、念のため。
後期のジョージはクラプトンの影響を受けたのか
流暢な感じの音になったけど、
初期から中期はカントリーギターの影響か
硬そうな弦を張ってる感じで、
おまけにジョンとポールに両巨頭に
頭を抑えられて萎縮したようなフレーズ、
じつにヘッポコで味わいのあるギターなのだ。

ぜひ、片側だけ聴いてみてください。