Formula Nippon オートポリス2011/06/06

タルイ工房 新ネコ日記 凛蔵
6/5、梅雨入りした九州のオートポリスで
Formula Nippon(Fポン)第2戦が開催された。
九州まで観に行くことができなかったが、
今回、井口卓人選手に注目していた。

チームトムスのドイツ人ドライバー
アンドレ・ロッテラー選手が
世界三大レースのひとつ、ルマン24時間レースに参戦予定、
その準備のためこのFポン第2戦を欠場することになり、
その代役として白羽の矢が立ったのが
井口選手(通称:タクティ)

井口選手は08年、09年
チームトムスから全日本F3を戦った。
両年とも外国人ドライバーにチャンピオンを奪われたが
何回か勝利し、シリーズ3位と2位の成績を挙げたので
翌10年、Fポンにステップアップ。
しかしFポンでは思うような成績を挙げることができず、
1年でFポンのシートを失ってしまっていたのだ。
(Super GTでは500クラスで参戦中)

今回、たった1戦のみのチャンスとはいえ、
トムスというトップチームのマシン、
しかも開幕戦優勝したロッテラーのマシン、
そして、チームメイトはFポンではルーキーながら
F1で3シーズン戦ってきた大注目の中嶋一貴選手。
開幕戦で早くも3位表彰台を獲得している。

井口選手がトップチームのマシンでどう戦うか、
F1経験者中嶋選手相手にどう戦うか、
千載一遇のチャンスなのでは?
そのあたりが非常に気になっていたのだ。

井口選手は久しぶりのFポンながら
フリー走行もまずまず、
予選では7番手を獲得し、
速さでは確実に中嶋選手を上回ってみせた。
序盤で他車に絡んだりがなければ
けっこうイケルのでは、と期待させる速さだ。

ところが決勝レースでは恐れていたパターンに。。。
井口選手は序盤で他車と接触し
修理のため6周遅れとなってしまったが、
13番手スタートの中嶋選手は
抜群のピット戦略とタイヤと燃費をコントロールする走りで
まさかまさかの優勝を遂げた。
レース中のペースは追い上げていた井口選手のほうが
速かったそうだが。。。
F1経験者の凄みを見たというか。。。

今回、井口選手はトップチームのマシンに乗れば
相応しい速さを見せることができたのだが、
レースで結果を残すことはできなかった。

もう一度、フォーミュラで
チャンスが与えられる機会があれば
いいなぁと思う。


ところで、本日『スポーツ展』最終日、17時まで。
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