DF 宮本恒靖2011/12/19

宮本恒靖 日本代表DF
正午に北の総書記さんが亡くなったという速報が入り
それ以降のテレビはその話題で持ち切りだったけど、
ワタシの日記はツネさんで。

ツネさんこと宮本恒靖選手引退。
特別に深い思い入れや関わりがあったわけではないけど、
なんといっても日本を代表するサッカー選手の1人だ。

センターバックを守る選手として176cmは小さい。
しかし、彼にはそれを補う頭脳と技術があった。
そして抜群のキャプテンシー。
所属クラブのガンバやヴィッセルではもちろん、
日本代表チームでも02年日韓大会、
06年ドイツ大会でキャプテンを務めた。
チームの中の本当のことは、
選手自身やごく近しい関係者にしかわからないけど
外から見た感じでも、この頃の代表チームをまとめていたのは
中田英ではなく宮本だ、という感じがした。

在学中にJリーガーとして活躍しながら
同志社大学を中退ではなく卒業し、
語学力も優れていたそうで、
通訳を介さず、直接トルシエ監督と
話をしている姿を何度か見た。

オーストリア・ザルツブルク時代も
屈強で大柄な欧州選手の中で
センターバックを務めていたのは本当にスゴイことだ。
残念ながらオーストリア時代に負った脚の怪我が
選手寿命を少し縮めたかもしれない。

03年〜06年、Jリーグを主に扱う某サッカー雑誌で
イラストの仕事をさせていただいていた。
選手を男性ファッション誌のモデルのように撮影した写真を
多く掲載して異彩を放っていた雑誌だった。
ある日興味があったので編集担当さんに聞いてみた。
「表紙で扱うと販売部数が明らかに伸びる選手っています?」
「いますよ〜〜、ツネさん!」
「中田英や中村俊輔じゃなくて?」
「ヒデや俊輔も人気ありますけど、やっぱ宮本ですね〜。」
これはちょっと意外で驚きだった。
「ツネさんを表紙にすれば売り上げが上がるけど
あまり頼りたくない」ということだった。

抜群のリーダーシップを発揮した宮本恒靖だから、
指導者としても期待したい。


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