Super GT Rd.2 富士 2日目2013/04/30

Super GT Rd.2 富士
2日目の富士も晴天、富士山が綺麗。

8時半から30分間のフリー走行、
この時間がピットクルーを取材してる立場から見て
最も濃厚なセッション。

そしてその後、
10分間のインターバルを置いて行なわれる、
15分間ほどのサーキットサファリ。
実はこれが一番濃密な時間なのだ。
チームにとって、決勝に向けて
最終リハーサルみたいな走行セッションとなるのだ。
ドライバー交代、タイヤ交換、燃料補給、
本番同様のピット作業を繰り返す。

"サーキットサファリ"とは
サーキットの本コース上を
ファンを乗せたバスが走り、
それらバスをレーシングカーたちが
ほぼ全力走行で抜いていくイベントだ。
ファンにとっては、
本コースを体験できるだけでなく
間近でレーシングカーの走りを見れる。
チームにとっては
決勝前の貴重な走行セッションとなる。
恐らく、レーシングカーという野獣たちの中に
バスで入っていく、ということで
サファリと呼ぶのだろう。

前日、午前のフリー走行と午後の予選、
決勝日の午前のフリー走行とサファリ、
これで取材としては充分なものを得た。

後は決勝レース。
富士ではレクサス勢が有利ではあるが、
取材させていただいたチームもかなり好調。
決勝ではレクサス勢に割って入って表彰台。
あわよくば優勝の瞬間に立ち会えるのかも。
昨年も一度、あるチームの優勝の瞬間に立ち会う事ができたが、
あれはとてもイイ。
緊張に包まれていたチームが一気に爆発的喜びに変わる。

だが、期待通りにはならなかった。
序盤でまさかのトラブル発生。
リタイヤとなってしまった。

ひとたびリタイヤと決まるとピットの撤収は早い。
もはやそこにいても邪魔なだけなので
グランドスタンドで普通に観戦することに。

心ここにあらずで、イマイチ
レース展開に入っていけなかったのだが、
ただのんびりレーシングカーの全力疾走を見るのも楽しい。
気持ち良い。

500クラスはTOM'Sの36号車が優勝、
レクサス勢が1、2、3、4、フィニッシュ達成!
300クラスはホンダのハイブリット車CR-Zが
トップを圧倒的に独走していたが
あと2周でまさかのピットイン、
プリウスにハイブリット車の初優勝の栄誉を
さらわれてしまった。
レースは最後まで何があるかわからない。

取材としてもレースとしても
良い2日間でした。